海外紀行 北インド編 その1

生きていると何が起こるか分からないもので、今から約2ヶ月ほど前、昔の友人から突然インド旅行に誘われました。

(やるべきことは沢山あったけど)特に用事もなく、息抜きにちょうど良いと思ったため、この旅行に同行することにしました。

やはりインドか……いつ出発する?わたしも同行する。

0日目 旅程を立てる

…そもそも何故インドなのか。

友人の話を聞くと、タージ・マハルを見に行くことが旅行の最大のモチベーションだということでした。

なるほど、タージ・マハルは世界遺産に登録されており、世界一美しい霊廟と言われています。確かに行きたい。

タージ・マハルは北インドのウッタル・プラデーシュ州に属する都市アーグラに建造されています。よって、まずはアーグラ行きが決定しました。

北インドの観光地としては他にデリージャイプールが有名です。これらの2都市とアーグラは地理的に近く、それぞれの都市の間を寝台列車で移動することが出来ます。

デリー・アーグラ・ジャイプールの位置関係

せっかくなので3都市とも行こう。そうしよう。

この頃、個人的にビリヤニが気になっており、インドにおけるビリヤニの聖地であるハイデラバードにも行きたくなっていました。

せっかくなのでハイデラバードにも行こう。そうしよう。

デリー・アーグラ・ジャイプールは北インドに位置し、直径300km圏内に集中しています。それに対してハイデラバードは南インドに位置し、北インドの3都市から1000km以上離れています。

赤い箇所が北インドの3都市 青い箇所がハイデラバード

移動が大変ですがどうにかなる距離です(本当か?)。

というわけで以上の4都市へ行くことが決まり、インドへの往復航空券・インド国内線の航空券・各都市で泊まるホテルのそれぞれをネットで予約しました。

また、観光の順番は、デリー⇒アーグラ⇒ジャイプール⇒ハイデラバード⇒デリーに決定しました。

1日目 詐欺集団との邂逅 [デリー]

インドへは関西国際空港から行くことに。

出発前に空港内にあるココカラファインウェットティッシュ(アルコールタイプ)50枚入りを購入しました。インドのような衛生面に問題のある国ではウェットティッシュは必需品で、お腹を壊さないためには食事前にウェットティッシュで手や食器類をとにかく拭きまくることが重要です。

必需品といえばトイレットペーパーも用意しておく必要があります。なぜならインドではトイレにトイレットペーパーが備わっていないことが多々あるので。

デリーへは中国東方航空を利用して上海経由で行きます。LCCなので乗り継ぎは仕方ないですね。(2020-01-06 追記 中国東方航空は安いけどLCCではない)

まずは関西国際空港から上海浦東国際空港へ2時間弱のフライト。機内食はちゃんと出ました。

焼きそばの上に乗ってる唐揚げだけが異常に美味しい 唐揚げだけ

到着後、乗り継ぎのため空港内で3時間ほど待機することに。

さすが中国。空港はとても広く、数百メートルに渡ってゲートが並んでいました。

とにかく広い 暇だったので望遠レンズで遊んでた
空気はあまり良くない 遠くが白く霞んで見える

そして3時間が経ち、(搭乗ゲートの変更に時間ギリギリまで気付かず、異常に広い空港内を全力疾走した挙句なんとかして)デリーへの飛行機に搭乗。

本気で焦った。ここで搭乗に失敗していたらインドに着かぬまま旅は終了していました。

デリーへは6時間程度のフライトです。

夕焼けが綺麗 太陽と反対側に座っていたため直接は見えなかった

うとうとしてたらいつの間にか到着。

禍々しい雰囲気を放つインディラ・ガンディー国際空港

飛行機がデリーインディラ・ガンディー国際空港に着陸したその瞬間、空気に対して違和感を感じました。なんと言うか、テーマパークのアトラクション館内に入った時のような。

この時はまだ知らなかったのですが、インド到着時、デリーでは大気中のPM2.5の濃度を表す指数が史上最高値を更新しており、世界でも最悪レベルの大気汚染が問題となっていました。

大気汚染指数が最高値「999」超え、インド首都で緊急事態を宣言

デリー、嘘だよな…?

そんなことは知らず、なんか霧がすごいな〜〜とか思いながらインドに足を踏み入れました。

空港内の動く歩道を歩いていると、職員がカートで屋内を爆走しており、

かなりの速度が出ている

早速インドを感じた。海外の空港はこうなのだろうか。

ところで、海外に滞在する際は事前にビザを発行しておく必要がありますが(場所によっては不要ですが)、インドでは日本人に限って到着時にその場でビザを発行することが出来ます。

これはArrival Visaと呼ばれるもので、私達はこれを利用することにしました。

空港をしばらく歩くとVisa on Arrivalといった案内が現れます。

分かりやすくて助かる…

その指示通り進むと、壁からたくさんの手が生えた空間に辿り着き、

インド感がどんどん増していきます。

たくさんの手が生えた壁の向かい側でArrival Visaの発行を行うことが出来ました。カウンターには2種類の紙が置かれているのですが、

項目はそこまで多くない

この小さい方の用紙は下書き用らしく、書いても意味がありませんでした。

大きい方の用紙に同じことを書き、職員の方に渡しましょう。

書く時間も合わせて十数分でビザを入手することが出来ました。

早速外に出て、この日のホテルがあるニューデリー駅へ向かいます。

空港の出口にはたくさんのインド人が向かえに来ていた

ニューデリー駅へ向かう前に、空港前にあったATMでインドの通貨であるルピー(Rs.)9500Rs.ほどキャッシングしました。現在のレートで1Rs.は1.5円程度です。

ニューデリー駅へはメトロに乗って向かうことが出来ます。

メトロの駅を探すために空港を出ると、早速どこからともなく現れたインド人が声をかけてきました。

「どこいくの?ニューデリー駅?200Rs.で乗せてあげるよ。」

「いや、メトロで行くので大丈夫です。メトロの入り口を教えてくれませんか?」

「ああ、メトロね。こっちこっち。」

なんだか案内してくれている風だったので付いていくと、いつの間にか一台の車の前に案内されていて、

「メトロより車で行った方が安いし早いよ。たったの200Rs.だから。どう?」

人の話を聞かないタイプのインド人だった。

身の危険を感じたため、インド人を振り切り一旦空港に戻る。

その後、空港内で銃を持って警備している強面のおっちゃんにメトロの場所を聞き、無事にメトロへ辿り着くことが出来ました。

メトロのチケット売り場に向かうと職員がチケットを販売しており、

切符ではなくコイン型のRFタグが渡された

大人一人60Rs.でニューデリー駅まで行くことが出来るようでした。

車で行った方が安いとは何だったのか。早速インド人に騙されるところだった…。

インドのメトロや鉄道では刃物等の危険物の持ち込みが禁止されており、入場ゲート前に荷物検査所が設置されています。

これはニューデリー駅の荷物検査所の様子

荷物検査を行った後、メトロの構内へ入場。メトロに乗りニューデリー駅へ向かいました。

空港からニューデリー駅へは15〜20分程度で着きました。体感ですが絶対に車より早い。

夜のニューデリー駅へ到着

まずは荷物をホテルへ置きに行こうと思ったのですが、友人が早めに寝台列車の切符を買っておきたいと主張してきたため、先にニューデリー駅で寝台列車の切符売り場を探すことに。

ニューデリー駅へ入ると、列整備を行っている駅職員を発見。

駅職員に話しかけると、なんと今の時間は寝台列車の切符売り場は閉まっているとのこと。

翌日の夕方に寝台列車に乗る予定だったので、

「翌日の朝買いに行くしかないですかね」

と聞くと、翌日は日曜日なのでそもそも全日閉まっているという。

今考えると鉄道の切符売り場が日曜日に全日閉まっているなんてあり得ないのですが、このときはニューデリー駅の人混みと喧騒、更に切符が買えないかもしれないという焦りから、この駅職員の話を完全に信じてしまっていました。

何か方法はないかと聞いてみると、外国人観光者であればDTTDC(デリー観光開発公団)という場所で今からでも切符を買えるとのこと。

インドを旅行するにあたって、地球の歩き方という観光ブックを持っていっていたのですが、この地球の歩き方にもちゃんとDTTDCは載っていました。

DTTDCの場所は、ニューデリー駅から少し南へ向かった先にあるコンノート・プレイスと呼ばれるインド版銀座みたいな場所の近く。そこまで遠くない。

切符が買えないと旅が詰んでしまう(なぜなら国内線航空券やホテルが予約済みなので)ので、急いでDTTDCへ向かうことに。

そのとき、先程の駅職員が後ろから声をかけてきて、

DTTDCへ行くのか?それなら専用のtuk tukがある。こっちに来い!」

と駅前の広場の方へ案内されました。

ところでtuk tuk(トゥクトゥク)とは、東南アジアや南アジアで流通している三輪タクシーのことで、インドにおいても至るところで走っており、現地民や観光客の足として広く利用されている乗り物です。オートリキシャとも呼ばれます。

DTTDCへはGovernment tuk tukに乗れば格安で向かうことが出来る。片道たったの20Rs.だ!」

とのこと。Government tuk tuk、そんなものがあるのか。

しばらく歩いて一台のオートリキシャの前に到着しました。

そこで駅職員はオートリキシャに貼られていたCNGと書かれたステッカーを指し、

CNG、これがGovernment tuk tukの証だ!」

と言い放ちました。

今考えるとCNGをどのように解釈すればGovernment tuk tukと結び付くのか、全くもって謎なのですが、このときは必死だったので、

「そうなのか。これがGovernment tuk tuk…。」

と、私は考えることをやめていました。

オートリキシャの運転手は好青年で、英語もそこそこ上手く、信頼出来そうな感じがありました。

早速DTTDCへ送ってもらうことに。

初オートリキシャ 窓なんて洒落たものはなく、街中を車間距離ギリギリで疾走する

コンノート・プレイスを通り過ぎ、しばらくしてDTTDCへ到着しました。

到着した先のDTTDCはかなりこじんまりとした建物でした。

恐る恐る中に入ってみると、インド人が2人居て、

「観光客かい?それなら2階に上がってくれ。」

と言われたので、その通りに2階に上がりました。

少し待つと身なりの良いインド人が現れ、

「要件はなんですか?」

と聞いてきました。

もちろん要件は寝台列車の切符を買うことなので、そのように伝えると、

「少し待ってください。調べてみます。」

と、お互いが見える位置に置いてあるモニタにPCの画面を映しながら、列車の空き情報を調べ始めました。

デリーからアーグラ行きの寝台列車の空き情報を見てもらったのですが、しばらくして画面にNOT AVAILABLEの文字がずらりと並びました。なんと空きがないらしい。

そんな…。

列車以外に方法がないかを聞くと、バスが出ているとのこと。

ならば、とバスの空き情報も調べてもらったのですが、これも空きがないとのこと。

この辺りで何かがおかしいと勘付き、何故こんなに空きがないのかを聞いてみました。

すると、今の時期は祭りの季節で現地の人々の移動量が多くなっているとの回答が。

実際に目の前で祭りの名前をGoogleで調べ始め、なにかそれっぽいページを見せてくれました。

…本当か?

ここで、友人が机の下からスマホを差し出してきました。

「おい、これを見てくれ。」

それはiOSのマップアプリの画面で、そこにはGPSによる現在位置DTTDCの位置が記されていました。

現在位置DTTDCの位置が数百メートルずれている…。

…これはもしや偽DTTDCに連れてこられたのでは!?

いや〜これはヤバい、と目配せをして、その場を立ち上がり、

「やはり予定を変更してしばらくデリーにいることにします。調べてくださりありがとうございました。」

と言い放ち、急いで建物を出る。

幸い、身なりの良いインド人はあまり追ってくる様子はありませんでしたが、少ししてから入り口前まで出てきて何かを叫んでいました。

先程ニューデリー駅から偽DTTDCまで送ってくれた好青年インド人に、ニューデリー駅まで戻るように伝えます。

好青年インド人は電話で何かやりとりをしていましたが、ちゃんとオートリキシャを出してくれました。

これ、ニューデリー駅にちゃんと返してくれるんだろうか、変なところに拉致られないか?と不安になっていましたが、好青年インド人はちゃんとニューデリー駅まで送り返してくれました。

しかし駅に着いた途端、好青年インド人が豹変したのです。

「では料金を。往復で40$

「え、40Rs.じゃないんですか?」

「払え!!!40$!!!」

「いやいや、40Rs.って話でしょ。そんなにお金払えないから。」

「払え!!!!!」

いきなり豹変した好青年インド人。今までで一番危機感を感じる。

これはマジでヤバい、と言い、友人がオートリキシャから飛び降りようとしますが、豹変したインド人(元好青年インド人)は友人を車内に押し留めようと殴り掛かってきました。

この隙に私は車外へ脱出することに成功しました。

後ろで「逃げろ!!!!!」と友人が叫んでいたのでニューデリー駅に向けて猛ダッシュ。

その後、友人は財布の中から50Rs.を取り出し車内にばら撒き、豹変したインド人が金に目を奪われた隙に車外へ脱出。駅の中で合流しました。

ある程度遠くへ逃げた後、インド人が追ってきていないことを確認して一息つきました。

初日からハードすぎる。これがインドか。

後から調べてみると、偽DTTDCへ連行する詐欺集団はデリーでは有名だそうで、多くの観光客が騙されて高額ツアーを買わされているそうです。

私服で列整備をしている駅職員は偽物で、Government tuk tukなんてものはなく、DTTDCに格安で連れて行ってくれるインド人は全員詐欺集団の一味です。ニューデリーへ行く際は気を付けましょう。

ところでCNGCompressed Natural Gas(圧縮天然ガス)の略で、これに気が付かなかったのは単純に教養が足りていなかっただけでした。

疲れ果てつつ何とかホテルへ。

ニューデリー駅近くのホテル街 それっぽい雰囲気がある

ホテルは一泊1800円程度の中級ホテル。良くも悪くもない。

トイレットペーパーは…付いていない。

見た目はそこそこきれい

詐欺集団がホテルと組んでいたらどうしよう…みたいな不安に駆られていましたが、全然問題ありませんでした。詐欺集団とはもう関わり合いになりたくない。

2日目 寝台列車に乗る [デリー〜アーグラ]

翌日、何事もなく起床。

天気は晴れ…のはずが深刻な大気汚染により、

時刻は7:00頃

とてつもなくどんよりとしていた。

この日はデリーを軽く観光して夕方からアーグラに向かう予定だったのですが、前日にあんなことがあったため、出来るだけ早い時間の寝台列車を予約してさっさとデリーを脱出することに。

ところで、インドの寝台列車には快適さに応じたランクがあり、外国人観光客が一般に利用するランクとしてはA1, A2, A3の3つがあります。A1が最上位のランクであり、寝台付きの個室が割り当てられます。A2ではカーテンが備え付けられた寝台が割り当てられ、A3では完全にオープンな寝台が割り当てられます。

寝台列車のチケットについて、ネットで各列車・各ランクの空き情報が確認できるということが判明したため、ホテルを出る前に確認しておくことに。具体的には以下のサイトから確認できます。

Indian Railways Enquiry

このサイトですが、何かをクリックする毎に足し算・引き算による認証を求められて大変面倒です。詐欺集団が見せてきたサイトもこのサイトとほとんど同じレイアウト・仕組みでした。用意周到か?

サイトを覗くと全席NOT AVAILABLEなんてことはなく、A2A3の席はちゃんと空いていました。

寝台列車の購入窓口について調べてみると、ニューデリー駅には外国人専用窓口があり、外国人観光客向けの切符はそこで購入出来るようでした。

外国人専用窓口の大まかな位置も調べた上でホテルを出発。

ニューデリー駅には2つの入り口があり、入り口はそれぞれメトロ側(東側)とメインバザール側(西側)に位置します。外国人専用窓口はメインバザール側の入り口付近に設けられていることが分かったため、無闇に寄り道をせずメインバザール側の入り口へ直行しました。

駅に入ると奥の方に階段があり、そこにはINTERNATIONAL TOURIST BUREAUの文字が!

毎日6:00〜23:00まで空いている

階段を上がり、2階へ向かう。

すると長い廊下が現れ、

薄暗く、ホラーゲームの序盤のような雰囲気

その中程に、私達が探し求めた寝台列車の切符売り場こと外国人専用窓口がありました。

もう少し分かりやすい場所に作ったほうがよいのでは

中に入るとたくさんの外国人観光客がいて、寝台列車の予約を行っていました。

外国人専用窓口 駅特有の喧騒もなく非常に快適

寝台列車を予約するには専用の用紙に希望の駅・時間・ランクを記入する必要があるとのこと。用紙を手に取り、デリーからアーグラアーグラからジャイプールの2区間の情報を書き込もうとしたのですが、

寝台列車の申込用紙

全てがヒンディー語で書かれており何を書けば良いのか全く分からなかった。

外国人専用窓口、嘘だよな…?

そんなはずなくないか?と思い、少し考えた後、用紙をひっくり返すと、

寝台列車の申込用紙(英語 Ver.)

ちゃんと英語バージョンが用意されていました。そうだよね。

項目を適当に埋め、職員のおばちゃんに渡す。

運賃はそれぞれの区間で一人あたり4〜500Rs.程度でした。

デリーからアーグラの区間はA3、アーグラからジャイプールの区間はCC

CCは寝台が付いていないタイプの通常の特急列車のことです。

数時間の乗車であれば寝台列車じゃなくても確かに問題ありません。

予約の内容を確認した後、列車の運賃を払おうとしたら思わぬトラブルが発生しました。

ルピー紙幣の中でもっとも価値の大きい紙幣が2000Rs.紙幣なのですが、この2000Rs.紙幣で運賃を払おうとすると、

「大きすぎる。お釣りの用意が出来ないし、使い勝手が悪いので受け付けない。」

と言われました。

そんな…。

これは後ほどホテルで撮影したルピー紙幣

空港前のATMで9500Rs.を下ろした際、2000Rs.紙幣が4枚と500Rs.紙幣が3枚出てきたため、これ以上細かい紙幣は持ち合わせていません。

と、しばらくわたわたしていると、職員のおばちゃんが懐から財布を取り出し、自分のお金からお釣りを出してくれました。おばちゃんありがと〜。

インドの街中で会計を行う際、2000Rs.紙幣は使えない(拒否される)場合が多いため、ホテルのロビー等で事前に500Rs.紙幣への両替を行っておくことをおすすめします。

そんなこんなで切符を入手。

列車の切符を入手 なんとか詰まずに済んだ

この後、その場にたまたまいた日本人と軽いインドトークを行い、外国人専用窓口を後にしました。

アーグラへの列車は11:25発。まだ時間があるため、昨日詐欺集団に連行された際に通り過ぎたコンノート・プレイスへ向かうことに。

駅を出て、

駅構内は暗い

南に進む。

インド人、道端に座りがち

しばらく進むとコンノート・プレイスに着きます。

そこで待ち受けていたのは、大量のハト無人のシャッター街、そして、スマホを片手に私達を尾行してくるインド人ぼったくり集団

コンノート・プレイス、嘘だよな…?

ガイドブックを見る限り、総合ショッピングモールとして栄えているはずなのですが…。

Wikipediaにもこう書かれています。

コンノートプレイス英語Connaught Placeヒンディー語: कनॉट प्लेस、パンジャーブ語: ਕਨਾਟ ਪਲੇਸ、ウルドゥー語: کناٹ پلیس)は、インドデリーにある経済、商業、ビジネス、ショッピングの中心的なエリア。CPと省略されることもよくある。

Wikipedia – コンノートプレイス

午前9時という時間が悪かったのかもしれません。少し散策したかったのですが、スマホを片手に私達を尾行してくるインド人ぼったくり集団が割と鬱陶しかったので早めに駅に戻ることに。

駅に戻る途中も、「俺のオートリキシャに乗らないか?」、「この商品どう?」等、道端でインド人に声をかけられ続けます。

道端には屋台が並んでいる

しばらく歩いて駅に戻り、外国人専用窓口へ。

外国人専用窓口最高〜!一番好きな窓口です!

見知らぬ人に話しかけられることもなく、静かで、きれいな椅子が置いてある。

ニューデリー駅付近で休憩するなら外国人専用窓口が大変おすすめです。

ここで、列車に乗る前に昼ご飯を食べておこうという話になり、ニューデリー駅付近のレストランを探しました。

ガイドブックに載っていた、メインバザールにあるAjay G.H. というホテルのレストランへ向かうことに。

どうやらこの辺りのレストランはメインバザールに集中しているようです。

駅を出て、メインバザールに向かいます。

メインバザールに入ると、

激安衣類を販売する商店や、店の商品を運ぶ牛車など、インド感満載の世界が広がっていました。

メインバザールをしばらく歩き、目的のAjay G.H.

かなり怪しげなビルの隙間が入り口
店内の雰囲気は良さそう
ショップが併設されている

Ajay G.H.の入り口が分からず看板の前辺りであたふたしていると、Ajay G.H.の店員だと名乗るインド人が現れて店内に案内してくれました。

そして店内に入ると私達を一番奥のソファーに案内し、机の上に置いてあったメニューを指差し、この中から注文を選べと言ってきました。なるほど、分かりやすくて助かる。

更にメニューの内容に関しても解説してくれたのですが、ここで、店員を名乗るインド人が今後の旅程を聞いてきました。

んん、なにか怪しくなってきた…。

前日の件でインド人に対して疑心暗鬼になっていた私達は、このタイミングで彼との会話を何とか断ち切りました。

店員を名乗るインド人はしばらくその場にいましたが、少しした後に店外へ姿を消しました。

彼が本当に店員だったのかは分からないまま…。

ところで、あんまりお腹が空いていなかったのでサンドイッチを注文しました。

え、美味しそう…

注文の際、厨房にいた明らかに店員のインド人に、中に挟むペーストをチーズ・バター・Hummus(フムス)の中から選んでくれと言われました。

Hummus、何?

気になったのでHummusを頼んだのですが、これがサンドイッチと相性抜群でとても美味しい。

Hummusとは、ひよこ豆のペーストにニンニク、オリーブオイル等を混ぜ込んだ料理で、主に中東地域で食べられているそうです。

サンドイッチの価格は300Rs.程度で、インドの物価を考えるとそこそこのお値段でした。

サンドイッチを平らげ、Ajay G.H.を後にしました。

寝台列車の出発にはまだ少し時間があるので外国人専用窓口に戻ります。

戻ってくると廊下の明かりが消えており、より一層ホラーゲーム感が増していた

外国人専用窓口で一休みした後、いざ列車のホームへ向かいます。

電光掲示板 英語表記もあって助かる

ところで、インドの駅ではアナウンスとアナウンスの間に \テテーン!/ といった効果音が鳴るのですが、これが妙にツボにハマった(余談)。

外を見ると、昼にかけて大気汚染の状態がどんどん悪化しているのか、

もはや100m先も見えなくなっていた。

ホームでしばらく待って列車に乗り込みました。

A3でも十分に寛げる インド人も大満足

デリーからアーグラへは約2時間半で到着します。

列車に揺られること約2時間、アーグラの手前の街まで来た時、ふと窓の外を覗いてみると、

インド人が線路を悠々と散歩していた。

これがインド…。

線路に入ってもあまりお咎めが無いのか、至るところで国民の線路立ち入りが発生していました。

日本でしたら無限に列車が遅延してしまいますが。

線路に投げ捨てられたゴミを集める女性

そしてアーグラに到着しました。

Agra Cantt 駅に到着
駅を出ると伝統芸能らしき音楽が奏でられていた

アーグラはデリーと比べると大気汚染の具合が比較的軽微で、デリーで感じていた閉塞感はアーグラ到着と共に多少和らぎました。

さて、この日のホテルへ向かいます。

調べてみると、駅からホテルまでは2.5kmほどでした。

オートリキシャを使ってもいいのですが、ここは新たに来た街の雰囲気を感じるためにも歩いていこうという話になりました。

早速歩き出したのですが、ここで、インド旅行中で最もしつこかったインド人と出会うことになります。

インドの、特に観光地では、道を歩いているとオートリキシャの運転手がやたらめったら声をかけてきます。

「おい!乗らないか?」「どこまでいく?」「安くするぜ」等

アーグラに着いてホテルへ歩き出した際も、例に漏れず運転手に話しかけられました。

「どこまでいく?タージマハル?」

インドに来て2日目。ここまでの経験で、「こちらから用のないインド人に話しかけられたとき、何を話しかけられても反応しないのが最善」といったことが分かってきていたので、運転手を無視してひたすら歩き続けました。

「タージマハル?めっちゃ遠いよ?」

「乗りなよ。安くするから。」

驚きの粘り強さ。

流石に面倒になってきたので、「ホテルです。オートリキシャは結構です。」と返したところ、

「ホテル?どこの?」

「ホテルまで送るよ。その後観光するならそれも連れて行ってあげるよ。」

尋常でないセールス精神の持ち主だった。

あれやこれやとセールス精神全開のインド人と歩いていると、いつの間にかホテルの近くまでやってきていました。

このインド人は2km近くも私達に着いてきたらしく、絶対に別の客を探した方が良かった。

流石にこの辺りで諦めて駅の方向へ引き返していきました。

ところでホテルの近くまで歩いてきたはずなのですが、この日に泊まるホテルらしき建物が見当たりません。

おかしいなと思い、よくよく調べてみると、なんとGoogle map上で同名のホテルが2つ表示されていました。そんな…。

自分達が泊まるホテルは最初に目標とした地点から更に1.5kmほど駅から離れたところにありました。

うーん、この遠さだったらさっきのオートリキシャに乗っても良かったかもしれない。

とか思いつつ、アーグラの街を歩いていると、

中央分離帯が野良犬達の休憩スペースと化していた。

さらに、

牛が道端の草を食べながら自由に歩き回っていた。

牛はヒンドゥー教において神聖な動物とされており、その影響なのか、アーグラでは野良牛が多く見かけられます。

アーグラでは、野良犬、野良牛に加え、野良猿も多く見かけました。

動物達に気を取られつつもホテルを目指します。

ホテルまであと少しのところまで来たとき、

INDIA RISING がそこにあった。

イカした名前の小屋ですが、これは公衆便所です。

インドでは至るところに公衆便所が設置されているのですが、清掃が行き届いていないのか場所によっては強烈な臭いがします。

そして…。

ホテルに無事到着しました。

良い感じのお部屋
窓から見える景色は…森

もう夕方になっていたので、この日はホテルでゆっくりすることに。

まだインドの洗礼を浴び続けているだけで、観光という観光が全く出来ていません。

夕食は外に食べに行く気力が残っていなかったので、ルームサービスを利用して部屋にデリバリーしてもらいました。

これはチキンティッカ
これはマトンカレー

ここに来て初めてまともなインド料理を食べました。

チキンティッカ最高〜〜!マトンカレー最高〜〜!

次回へ続く…。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です